今治で働くという選択

株式会社八木酒造部 仙波 拓也さん

Q.出身はどちらですか?
A.松山市なのですが、以前は三重県でお酒とは全く関係のない仕事をしていました。

Q.それがなぜ酒造所でお仕事を?
A.こちらに帰ってくるとき地元の産業を盛り上げるような仕事をしたいと思っていました。
学生時代に微生物の研究をしていたこともあり、菌を扱うことから多少お酒造りに興味があったことというかなんといっても日本酒が大好きだからなのですが…。

Q.八木酒造部さんに就職さされた理由は?
A.たまたま縁がありアルバイトで仕事をさせてもらっていてそのまま正社員にさせていただきました。ラッキーだったと思います。

Q.現在は入社何年目ですか?
A.5年です。この仕事はこの道10年と言われており、まだまだです。しかもお酒造りは、冬場だけの半年間なので5年仕事をしたといってもまだ実質は半分です。

Q.冬場だけの仕事ということですが、現在どのような内容のお仕事をされているのですか?
A.精米されてきたお米を洗い、蒸し、麹菌を植え、酒母を造り、仕込み、絞るというお酒造り全般になります。

Q.ということは直接お酒造りにかかわっているということですね。
A.はい、生まれから嫁ぐまでまるで子供を育てているようにすべての工程でかかわっています。またお酒造りは大変デリケートで、他の菌が入るとだめになるため大好きな納豆を食べることができなかったり、香りの強いシャンプーや化粧品なども使うことができないのです。

Q.想像以上に大変でデリケートなのですね。他にどのようなことに苦労されていますか?
A.冬場が朝4時ごろから仕事にとりかかります。また、仕込み期間はずっと目が離せないので夜中に状態を確認しなければならなかったり、蔵は寒くてその上かなりな肉体労働なのでかなりつらいときもあります。

Q.好きでないとできないことですよね。ではこの仕事をしていてよかったことをお教えください。
A.やはり米からはじまりいろんな工程を経てお酒ができた時の達成感。そして、お客様に飲んでいただいておいしい!と言っていただけた時でしょうか?
私はまだ独身だからよくはわかりませんが、先ほども言いましたように子供を育てるような感覚かもしれませんね。

Q.実際にお客様にふれあうこともあるのですか?
A.はい、年に2回新酒まつりを開催しています。市内外からたくさんの方を招待してその年に造られた新酒を飲んでいただくのです。その時に今年のお酒はおいしい!よくできていると言っていただけると本当にうれしくい思います。

Q.ではプライベートについてお聞きします。先ほど独身だとお聞きしましたがお休みの日はどのように過ごされていますか?
A.私は自然が大好きで、休みが取れた時はキャンプによく行きます。今治、しまなみ海道にはいいキャンプ場が多くあり、友人たちと行ったり、一人で行くこともあります。そこで自分を見つめなおし、癒されまた仕事への糧となります。
今治は本当にいいところだと思います。今治で仕事ができて、遊ぶことができて最高です。あとは奥さんですかね…(笑)。

Q.では将来の夢をお聞かせください。
A.最近日本酒が見直されてきて、外国の方々にも人気になってきていると言われていますが、ピーク時と比べると3分の1だと聞いています。古くからある日本酒の文化をもう一度復興させてもっともっと日本酒が飲まれるようにしていくため、その魅力を伝えていきたいと思います。今後は広報活動や営業にも力を入れて行きたいと思っています。

株式会社八木酒造部

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